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​流域で繋がったらめでタイね
feat.豊浜鯛祭り2022

 1948 年、知多半島の農家と高校教師二人の出会いから始まった国の総合開発事業。王滝村から知多半島の先端までを流域とし、農業・工業・生活用水を支えた愛知用水とその水瓶・牧尾ダムは 1961 年(昭和 36 年)に通水しました。「水のゆくてに幸多かれ。」という言葉から 61 年後の 2022 年。海に溢れた幸は大きな鯛となって水の物語を辿り源流を目指します。めでタイ未来を夢見ながら。

流域アートプロジェクト feat. 豊浜鯛祭りとは?

 毎年夏、知多半島先端の町・南知多町豊浜地区で天下の奇祭と呼ばれる「豊浜鯛祭り」が行われます。その年の豊漁と海の安全を祈り巨大な鯛の山車を担ぎ練り歩きます。現在は鯛が定着したお祭りですが昔は様々な動物の山車が作られていたそうで、始まりはハツカネズミのハリボテだったそうです。毎年その場の思いつきのように作る動物が決められていたので、この山車のことを「おもいつき」と人は呼んでいました。
 本プロジェクトも「おもいつき」の様に突拍子もなく、豊浜の巨大な鯛が南知多町から愛知用水の流域を巡り、用水や牧尾ダムなどの歴史に思いを馳せながら王滝村まで遡上するというものです。海から山へ、鯛と一緒に広大な流域を感じましょう。

​鯛神輿、流域を巡る

​南知多町豊浜で制作した鯛神輿をトラックに乗せて、流域を巡りながら王滝村まで移動。

​流域で人と出会う

 鯛神輿を上流へ運ぶだけでなく、王滝村の村民が水の流れる流域をバスで巡る。山から住宅地、海へと変わっていくランドスケープを体感しながら、その地域に住んでいる人々と交流した。行き先は用水の胃袋と呼ばれる愛知池と知多半島先端にある南知多町。

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